夏至らしい旅行プランを考えてみた

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今日は夏至である。 1年で最も日の出ている時間が長い日だ。

日本で最も早く日の出を拝める場所は、北海道の納沙布岬である。 逆に、最も遅い日の入りを拝める場所は沖縄県与那国島は西崎である。 夏至の日の出と日の入り時刻を調べてみると

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日の出から日の入りまで約16時間あることがわかる。 この16時間を使い、納沙布岬から西崎まで移動することはできるだろうか? すなわち、夏至の日の出を納沙布岬で拝み、同じ夏至の日の入を西崎で拝むことはできるか検証してみよう。

行程は納沙布岬=(レンタカー)=空港(@北海道)=(飛行機)=与那国空港=(徒歩)=西崎 としよう。納沙布岬からの移動を公共交通にすると、日の出から4時間を納沙布岬で待たなければならずお話にならないので、この区間はレンタカーとする。 出発空港は帯広・女満別中標津・釧路に限定する。レンタカーの移動時間はGoogle先生に計算していただいた。 与那国空港から西崎は近いので徒歩とする。そのほかに、空港での乗り継ぎは一律30分の確保(羽田で他社便を乗り継ぐ場合は50分)をルールとする。

石垣空港直行経路

与那国空港に行くためには必ず石垣空港を経由する必要がある。 最終便の時刻から、石垣空港に17:05までにつける経路を選ばなければ、最西端の島に上陸することはできない。 ここでは石垣空港に本州から直接乗り入れる経路を挙げる。

納沙布岬 3:30 =(レンタカー 270km)= 8:00 帯広空港 8:55 =(ANA4762便)=10:40 羽田空港 11:25=(ANA91便)= 14:35 石垣空港 17:35=(RAC745便)=18:10 与那国空港 18:30=(徒歩)=18:45 西崎

あさイチのレンタカーがしんどいが、乗り継ぎ時間は最も余裕がある行程。北海道を朝出てANA91便に乗れる便は、帯広からの4762便だけである。

納沙布岬 3:30 =(レンタカー 100km)= 5:30 中標津空港 9:25 =(ANA4882便)=10:20 千歳空港 11:00=(Peach102便)= 13:15 関西空港 14:35 = (Peach235便)= 17:05 石垣空港 17:35=(RAC745便)=18:10 与那国空港 18:30=(徒歩)=18:45 西崎

納沙布岬もよりの中標津空港を利用する唯一のfeasibleな経路。石垣空港の乗り換えがシビアだ。

那覇空港経由の経路

石垣空港に直行する便というのは思いのほか少ないのだが、乗り換え回数を犠牲に那覇空港を経由することにすると選択肢が多少増える。

与那国行きRAC745便に乗り継ぐためには

のいずれかを利用して石垣入りできればよい。 これらへの乗り継ぎを前提に、いくつか経路を挙げてみよう。LCCはキリがなくなるので除外する。

1:千歳経由

納沙布岬 3:30 =(レンタカー 160km)= 6:30 釧路空港 8:50 =(ANA4872便)=9:35 千歳空港 10:45=(ANA1693便)= 14:35 那覇空港 15:10 ・・・

日本最長の札幌=那覇線を組み込んだ。那覇空港の乗り継ぎが悪く、宮古島経由になるのが玉に瑕。

2:羽田経由

羽田を経由するためには帯広空港から飛ぶほかに選択肢がない。しかしその場合、羽田から石垣に直行した方が賢明であろう。

3:大阪経由

残念ながらfeasibleな経路はなかった。大阪の地を踏みたければ、那覇はあきらめて2の経路を選ぶしかないようである。

4:名古屋経由

これもだめ。名古屋=石垣直行便を利用してもたどり着けない。

5:福岡経由

だめ。福岡=石垣直行便を利用してもたどり着けない。

6:宮古経由

納沙布岬 3:30 =(レンタカー 270km)= 8:00 帯広空港 8:55 =(ANA4762便)=10:40 羽田空港 11:35=(ANA87便)= 14:40 宮古空港 16:35 ・・・

あえて宮古を回り石垣に至る経路。時間的には問題ない。


さらりと調べただけでも結構な数の経路があることがわかった。 お金と時間の余裕を確保して、ぜひ挑戦してみたいものである。