中国にはじめて行ってきた(1)

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以前連載したマレーシア旅行記は、ツレたちと別れKLIAに着いたところで終わっていた。

pur-usupr.hatenablog.com

今日からは続編として、中国に行った話を書いていこうと思う。 日付はマレーシア編からの通しでDay5から始める。5回くらいの予定。

Day5(2)

だたっぴろいKLIAの構内をひたすら歩き、中国重慶行きの搭乗口に向かう。

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機材はマレーシア入りと同じA330-300。 搭乗口付近は我さきに乗り込もうとする中国人でごった返していた。

座席は日本人であることに配慮してくれたのか、エコノミーの先頭。 マレーシア人はほとんどいないようで、機内は中国語が飛び交う。 ベルト着用の指示が出る中で通路を悠然と歩きトイレに向かうおばさんがいるなど非常にカオスな様相だった。

5時間ほどで重慶に到着。この上なく居心地の悪いフライトだった。 そしてマレーシアを発つ直前に食べたナシルマに腹をやられてしまったため、中国初上陸の感動を味わう暇もなくトイレに駆け込む羽目に。

正露丸氏の力を借りてなんとか腹を鎮めるも、 今度は入国審査でカードの記入が不十分だと引っかかってしまう。 滞在先を適当に英語で書いていたのが良くなかったようで、5分ほどの審査官との戦いを経て何とか入国。 スタンプも変なページに押され、ちょっと悲しい。

晴れて入国したのもつかの間、 今度はあいている両替所がないという大問題に直面する。 時刻は午前1時。国際空港なのにしまってることなんてあるのかよー!と思いながら広大なターミナル内を探し回る。 ポリスメンに教えられて向かった先もシャッターが閉じられいる始末で、シンプルに詰む。

悩みあぐねた末、 先に重慶についていたツレのいるホテルまでは自力でタクシーで向かい、 友人に代金を払ってもらう段取りをつけ、タクシーに乗り込む。

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重慶は長年スズキの街として知られていたが、2018年に撤退。 タクシーにはその名残としてSX4セダンが多く採用されている。

ドライバーに何とか行き先を伝えほっと胸をなでおろすも、 深夜ということもあってか爆速で重慶市内を走行。 そして合流地点に着いたとき、ツレはまだついていないという最も憂うべき状況に陥る。 お金がなく言葉もろくに通じない筆者に対し、ドライバーはクラクションをかき鳴らすなど結構な怒り具合で、 そろそろ拉致られるんじゃないかと思い始めたところでツレが到着。 半べそでタクシーを降り、宿に向かった。たったの半日ではあったが、海外でひとりぼっちというのは想像以上に厳しいものであった。

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タクシーの速さを伝えるべくツレに送ったスクショ

つづく。 中国にはじめて行ってきた(2) - Baggage Claim