進路選択ものがたり(9)

あらまし

進路選択の思い出話です。 昨日で終わりかと思わせましたが、修士の就活が終わったのでその話まで書きます。もう少しお付き合いを。

はじめから読む場合はこちら。 進路選択ものがたり(1) - Baggage Claim

過去記事の一覧はこちら。 記事一覧 - Baggage Claim

2回目の就活

10月に院生になった瞬間、就活を開始した。 とはいっても、闇雲にインターンに申し込んだりするのではなく、 ネットを使った業界研究と自己分析が中心である。

今回はオファー型の就活サイトをメインで使ってみることにした。 研究で多忙な院生のために、プロフィールを埋めておくと企業側からスカウトしてくれますよというもの。 Labbase、アカリク、offerboxなどがこれに該当する。

ミニ自己分析

業界研究を始めるにあたり、ざっくりとした自己分析をしてみた。 とはいっても今までの経験や価値観をざっくりと思い出す程度の簡単なもの。 ここで深く考えすぎると、自分の中で重要な価値観がベールに包まれてしまう。 そして結果として

  • テレワーク、フレックスや非年功序列の評価制度といった「今風な環境」のもとで働きたい
  • カッコいいオフィスでカッコいい感じの仕事をしたい

の2つを軸に業界(企業)を探すという方針に落ち着いた。 こうして書くと不真面目な感じがするが、 自分にとっては大事なことなのでバカにしないでいただきたく思う。

業界研究

先の分析結果に基づく検討を経て、11月ころからIT業界を見回りはじめた。 ITといっても幅は広いので、卒論でやったデータサイエンス的なところを切り口として、セミナーやキャリア勉強会にいくつか参加した。 加えて、先に挙げた就活サイトで声をかけて頂いた企業へ訪問したり、ビデオ通話でお話を聞いたりした。 どれも面白かったし、交通費を太っ腹にもらえることもあったので、行って損を感じたことはなかった。

いろいろ情報を集めるうちに、 ゴリゴリエンジニアというよりはお客さん(企業)と話すコンサルティング的なことをやりたくなった。 一方、爆増しつつあるコンサルタントたちの中で長期的に生き抜くことを考えると、 手に職をつける意味も込めてコアとなるスキル(俗にデータサイエンティストと呼ばれる人々はデータ分析をコア技術として持つコンサルタントと言える。) を身につけられる環境がファーストキャリアとしては無難そうだなと思い至り、 技術力に定評のあるBtoBの企業を探すことにした。

つづく。 進路選択ものがたり(10) - Baggage Claim