進路選択ものがたり(8)

あらまし

進路選択の思い出話です。

はじめから読む場合はこちら。 進路選択ものがたり(1) - Baggage Claim

過去記事の一覧はこちら。 記事一覧 - Baggage Claim

研究生生活

研究生になったものの卒論はちゃんと終わっていたので、 普通の修士学生らしく研究室にきて、ゼミや学会の準備をする生活を送った。 唯一の違いは講義を履修できないことだったが、 教員に掛けあっていくつかの授業は特別に出席を認めてもらった。 我ながらある程度うまいこと立ち回ったように思う。

研究生という肩書は周りからのウケがよかった。 研究生はResearch Student なので、修士学生をM1と呼ぶのになぞらえ R1 などと呼ばれたのだが、 ちょうど令和を迎えた年(R1年)だったこともありずいぶん短期間で浸透したように思う。 先生方からもいじられるとは思ってもいなかった。

2回目の院試

気づけばあっという間に2回目の院試まで1か月というところになった。 今度ばかりはまじめに勉強した。 ツイ禁もしたし、旧友に誘われた遊びも断腸の思いで断った。

院試前日には「これで落ちたらきっと神が入学を止めているんだ」と思える程度に豊富な知識を身に着けた状態となった。 本番の出来も我ながら上々。その数日後には無事合格した。 過去問や解答集を授けてくれた同期たちには心から感謝を申し上げる。

大学院入学と早期修了

10月に大学院に入学することになったので、 通常であればそこから2年間在学することになる(同期たちの半年遅れで卒業)のだが、 研究生の間もそこそこに研究やゼミに参加していたので、 ボスと相談して早期修了を目指してみようかということになった。 筆者の所属する大学院は、講義の数はせいぜい1年かければ全部とれてしまうほどしかなく、 修了の可否も周りの先生方の判断に委ねられている(定量的な指標がない)ので、 引き続きまじめに研究に取り組み修論を書くことができればなんとかなるそう。

...だが、この結末がどうなるかはまだわからない。

つづく。 進路選択ものがたり(9) - Baggage Claim