タイに行ってきた(5)

あらまし

2018年の年末にタイに行ってきたお話です。

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今日はこの後研究室の追いコン。明日はゼミです。ひぃ!

Day2(1)

朝、早起きしたのでベランダに出てみた。 爽やかな涼しい風が吹いており、昨日の雨が街のホコリを洗い流してくれたかのような印象を受ける。 みんな寝てる中、ひとりだけ得したお気持ち。 f:id:pur_usupr:20181231065708j:plain

3日間の滞在のうち、この日だけは鉄道で世界遺産があるアユタヤに行くことを決めていた。 案内役はツレ1。お宿からMRTを乗り継いで国鉄フワランポーン駅に向かう。 途中、どっかの建設コンサルが採用説明会で紹介してそうな橋を見つけた。 f:id:pur_usupr:20200218211138j:plain

フワランポーン駅につく。 案内役に切符を買いに行ってもらう間待ちぼうけていると、 次から次へとタクシーの客引きが声をかけてくる。 彼らが外国人観光客を狙ったぼったくりであることは調査済みなので、澄ました顔をしてやり過ごす。

ところが案内役、戻ってきたかと思うと「無事死亡」などと言い出した。 何事かと思えば、なんとアユタヤ行きの便はすべて年末に帰省する人々の予約で埋まっているらしい。 鈍行まで乗れないなんてことある???と思いつつ、乗れないことは確定したので途方に暮れる。 済ました表情を維持できなくなった我々のもとには、再度獲物を見つけた野獣のごとき顔つきをした客引きたちが寄ってたかって来る。

苦肉の策として、ロットゥーと呼ばれる乗り合いバスを使うことに。 これの乗り場を目指し、路線バスに乗ろうとするが、今度はどれに乗ればいいのか全くわからない。 日本国内でさえ路線バスは公共交通の中では難易度の高い乗り物なのに、海外で乗れると思ったのがそもそも間違いだった。 朝ごはんも食べていないのでイライラが募り、とりあえず何も悪くない案内役に不満をぶつける。 (険悪な雰囲気で写真を撮る気も起こらなかった。。。)

アユタヤ行きを白紙にすることも検討し始めたその時、これまでの客引きとは違うオーラを放つおじさんがやってきた。 ロットゥー乗り場に行きたい旨を話してみると、丁寧に乗るべきバスを教えてくれた。 バスの案内員かな?などと思いつつ、バスが来るまでの間話していると、どうやらこの方もタクシードライバーらしい。 試しにアユタヤ行きを尋ねてみると、他の客引きよりもだいぶお安い額を提示してくれた。 しかもアユタヤ市内の移動や帰りのホテルまでの移動も任せてくれという。 疲れてきていたこともあり、この方に今日一日の観光をお願いすることにした。 この判断は後々めちゃくちゃ功を奏すことになり、この方なくしてタイ旅行が良い思い出になったかと言われると怪しいほどに親身になってくださった。

さっそくタクシーに向かう。しかし、そこに待っていたのはなんとトゥクトゥクf:id:pur_usupr:20200218213405j:plain 小さいタイプで標準定員はおそらく3名。 アユタヤは高速で1時間はかかる。トゥクトゥクにこのまま詰め込まれていくのか? そもそもこれで高速に乗ったら誰かしら転がり落ちるんじゃないか?雨が降ったら?やすさの秘密はこれか? さまざまな不安をよそに、6名を詰め込んだトゥクトゥクはエンジンをブリブリ言わせながらフワランポーン駅を発つ。

つづく。 タイに行ってきた(6) - Baggage Claim