ひたちで帰仙してみた

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帰仙とは字面のとおり仙台の自宅に戻ることを指す。 静岡の実家から帰仙するルートは列挙すればキリがないが、この春から新たに常磐線の特急列車という選択肢が加わった。

ひたち・ときわ:JR東日本

東海道線の品川から仙台まで、 日本で運行中の定期特急列車としては2番目に長い距離を結んでくれる。 所要時間は5時間弱と、新幹線の約3倍、熱い走りに定評がある東北急行バスといい勝負。 しかし正規運賃は9000円強なので、コスパは新幹線、バスとも比べ物にならない。

実家からは東海道線で品川まで。15:45分発の下りの最終便に乗り込む。 品川からの乗客はせいぜい1両に数人といった具合。

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今回はえきねっとで販売されている割引乗車券を使用。 50パーセントオフの発売枚数はかなり限られており、乗車日が確定し次第早急に確保することをおススメする。

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5時間の道中は、景色の移ろいが大きくて楽しい。 特に水戸からいわきの間ではたびたび海岸線沿いを走行し、広い太平洋を眺めることができる。 山側の席は西日がもろに差し込むこともあり、この便に乗るなら海側座席一択である。

いわき以北は春に再開したばかりの区間だが、残念ながら日が落ちてしまい何も見えなかった。 座席にコンセントがついており、フリーwi-fiも飛んでいるので退屈はしない。

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20時半に仙台駅に到着。 乗客はちらほらとしかおらず、10両編成が完全に持て余された状態。この記事を読んだ方にはぜひ前向きに乗車を検討いただきたく思う。

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