中国にはじめて行ってきた(5)

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Day9

華山は中国五名山のひとつで、花崗岩が露出した険しい2000m級の5つの山からなる。 この日は華山に登頂するため、早朝に宿を出発。 華山旅客中心からシャトルバスに乗って北峰ロープウェイ乗り場へ。 車両はコースターのパチモンだった。

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ロープウェイに乗り山の中腹へ。残念ながら山頂までは行ってくれない。 景色を楽しむ一方、プッツンとロープが切れる恐怖と闘う。

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ロープウェイを降りてからはひたすら階段をのぼる。 写真のとおりめちゃくちゃ急で、体力に自信がない人はより山頂近くまで行ってくれるもう一本のロープウェイを使った方がよい。 階段が割と得意な筆者は遅れ気味だった幹事と先生の水を両手に抱えのぼる。

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必死に歩くこと2時間強、ようやく2037mの中峰に到達。 鉢巻のようなものがたくさんまかれている。

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西峰の近くを経由して最高峰の南峯へ。 途中にはあずまやがあったものの、ここで休むために使う労力を考えると寄る気にはならない。 なにより鎖の柵が頼りなさすぎる。ちなみに基本手すりは鎖でできているので、滑り止め付きの軍手が必須である。

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景勝スポットもあるのだが、ハーネスをつけて崖を降りていく必要があるため尻込み。 幹事が果敢に降りていく中、先生はお疲れのようで昼寝を楽しんでいた。

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足を滑らせたら間違いなくあの世行きの崖を通り、向かった先は長空桟道。 ...のはずだったのだが、なぜか閉鎖されており無念のUターン。

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長空桟道はこんなところで、テレビなどで見たことがある人も多いのではないだろうか (画像はexpediaより)。

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最後に最高峰の南峯に登頂。ふもとに広がる街なみを見下ろす絶景に出会うことができる。 大変な混雑具合で、押し出されて落ちる人がいてもおかしくないような状況だった。

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帰りは行きとは別のロープウェイで下山。 全長4kmと世界でも有数の長いロープウェイらしく、岩を削った穴が駅という大胆なつくり。

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バスとタクシーを乗り継いで駅に向かう。 新幹線に乗り約500km東の商丘へ。ここで乗り換えてさらに800km先の上海を目指す。

つづく。 【終】中国にはじめて行ってきた(6) - Baggage Claim