北海道の東端に行ってきた(3)
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Day2(1)
この日はこの旅行最大の目的地である北海道の東端・納沙布岬に向かう。 列車・バスともに本数が限られているので、寝坊や乗り遅れは許されない。
釧路駅から、花咲線のこじんまりしたディーゼルカーに乗り込む。
出発してしばらくは森林の中を走行するが、そのうちぱっと視界が開け、太平洋が映る。 そしてさらに進むと、ラムサール条約にも登録された別寒辺牛湿原に。 根室までは約3時間の旅だが、車窓を楽しんでいるとあっという間に時間が過ぎてゆく。
終点の一駅前、東根室で下車。 日本最東端の駅であり、車で訪れる人も多い観光スポットと化している。
さて、納沙布岬へ向かうバスは根室駅を起点としており、おおむね花咲線と接続するようにダイヤが組まれている。 今回のように東根室駅で下車したい場合には、 明治町3丁目というバス停の利用をおススメする。 1kmほど歩くことになるが、道のりは平坦であり道中にはコンビニも。接続時間もちょうどよい。
根室交通の路線バスにゆられること1時間。ようやく納沙布岬に到達する。
宗谷岬に比べるとモニュメントなどは簡素だが、それでも最果てに来た感は半端ない。 遮るものがない風景というのがいかに貴重かがよくわかる。
この手のスポットでは何の変哲もないモノになにかと最〇端のナントカという愛称が付されがち。 うろついているだけでも結構発見がある。
北方領土に関する展示を行っている施設があった。 写真は撮れなかったのだが、その歴史や現地の方々の取り組みについて学ぶことができる。