就活中の視点から就活で大事なことを考えてみた

あらまし

偏見に満ちた雑談です。 デリケートな就活生は読まない方が良いと思います。

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はじめに

先日の誕生日は、家で寂しく肉を焼くつもりでいたのだが、 心優しい同期たちが飲みに付き合ってくれた。 時期が時期なので、学校では就活トークに花を咲かせがちなのだが、 飲みの席ではそんなこともなくたわいもないおしゃべりを楽しむことができた。

就活トーク

今回の修士学生としての就活は、学部生の頃の就活と比べるとだいぶ楽だ。 研究という大きなトークテーマがあるというのものあるが、 一番はやはり就活トークに付き合ってくれる同期たちがいることである。 励ましたり慰めあったりというつらい就活をともに戦う仲間意識的なものから支えを享受できる点はもちろんだが、 日々のトークそのものが面接の練習になっているという点は特筆すべきご利益だ。

まず第一に、志望する業界や企業が多岐にわたっているので、ひとりひとりが持つロジック(なぜその業界・職種・企業…といった根本的な部分に対する考え方)が大きく異なる。 就活トークは個々のロジックをベースとしたものになり、自然とその目的は相手に自身のロジックを披露して納得してもらうことに向かう。 これが意外と難しくて、頭の中でどれだけ美しいロジックを組み立てていても、いざ口に出すと思うようには伝わらない。 そもそも、自分のロジックに飛躍があったり、ロジックが成り立っていないという悲惨なケースもある。 これらは、自分の考えを口にし、誰かに聞いてもらわないと気づきようがない (ごくアタリマエな話ではあるが、昔はそのことに気付いておらず、就活の話を人にすること自体ためらっていた。)。 結局これがトークの練習、ひいては業界・企業に対する志望動機の熟成につながっている。 それから、自分の中では完璧なガクチカが周りからしたら大したことなかったり、 逆にもっとアピールしても良さそうなガクチカを必要以上に恐縮げにしていることもある。 この辺も、まさに歯に衣着せぬ指摘を受けてはじめて気づくものである。 自分の中の価値観のスケールが周囲の感覚と合っているかは、自分だけではどう頑張っても判断しようがないのだ。

就活生として最も避けるべきは、こうしたロジックの穴や価値観のスケール感を掴めないまま、独りよがりに就活を進めてしまうことだ(面接は言いたいことをぶつける場という考え方があるが、これはミスリーディングな言い回しで危険だと思う。)。 これは、就活全滅や内定企業とのミスマッチという恐ろしい事態をもれなく引き起こす(経験者談)。不幸になるのは本人である。 結局、少しの勇気を持って(めんどくさがらずに)自分の考えを周りにぶつけてみるという作業が、就活では最も欠かせないだろう。

おわりに

...などなど偉そうに言ってみたものの、筆者はまだ内定を持つ身ではない。 落ち着いたら、学部・修士の就活を合わせて振り返り、多少は誰かの参考になりそうなアドバイスを残そうと思う。