北秋田に行ってきた(後)

過去記事の一覧はこちら。 記事一覧 - Baggage Claim


Day1(2)

空港からはバイパスで大館市街へ。 筆者が中学2年生までを過ごした地である。 居住期間という意味では出身地なのだが、 あまりいい思い出がないため高校時代を過ごした静岡を出身地ということにしている。

真っ先に向かったのは大館駅。 一応秋田北部を代表する駅なのだが、列車の本数は大変に少ない。 いまだに自動改札機が導入されていないことはさすがにたまげた。

f:id:pur_usupr:20201024152423j:plain f:id:pur_usupr:20201024152426j:plain f:id:pur_usupr:20201024152419j:plain

懐かしい気持ちで市街地をドライブ。 10年ぶりの訪問ではあったが、当時からわりかし寂しい街並みだったので、 急激に様子が変わったという印象は受けなかった。 小学校や中学校、かつて住んでいた家などを一通り見おえたころにあたりが暗くなり始めたため、街を後に。

ここからは国道103号を使って岩手に抜ける。 奥羽山脈をこえるなかなか厳しい峠道で、並行する東北道さえも急なカーブが連続する事故の多い区間として知られる。 さらに悪いことに、急激な気温の低下に伴い路面がブラックアイスバーン状態に。 人生ではじめてESC(車両が不安定な状態を検知した時にブレーキやエンジンを自動で制御してくれる安全装置)の恩恵を感じた。

3時間ほど暗闇の中を手に汗を握りながら走行。 変な脇道に迷い込んだすえ行き止まりにぶち当たり600mほどバックするという二度とご勘弁な経験もしたが、 なんとか御所湖畔のこじんまりとした温泉街の一角にある旅館にチェックイン。

Day2

チェックアウトを済ませクルマに戻ると、窓ガラスががちがちに凍っていた。 溶けるまで時間がかかりそうだったのでぼんやりしていると、 おかみさんがやってきて温泉の湯をかけて溶かしてくれた。

f:id:pur_usupr:20201024152515j:plain

御所湖を少し眺めたのち、4号を南下し帰仙。

クルマはヴィッツの1000cc。 トヨタを代表する廉価車であり、レンタカーで出てくるとテンションが下がるクルマの一台。 ただ運転しやすいのはたしかで、 こいつが出てきたらどんな道でも行けそうな気がしてくる。 今後はヤリスに駆逐されそうなので、最後に乗り納めておきたい。

f:id:pur_usupr:20201024152634j:plain