【終】コンパクトロードトリップ(8)

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Trip 8

17年の秋に鳴子に紅葉を見に行ってきたお話。

鳴子といえば宮城を代表する紅葉の名所である。 シーズンピークともなれば、仙台をはじめあちこちから観光客が押しかけ、 特に古川~鳴子を結ぶ国道47号は全長30kmにも及ぶという大渋滞に見舞われるという。 交通工学を学ぶ筆者は、 はまりたい or はまる余裕がある場合を除いて、渋滞は基本回避するというポリシーのもとで経路選択を行う。 今回の渋滞は明らかにはまる余裕がないものだったので、 山形の側から盛大に迂回して鳴子を目指すことにした。

48号を通り山形入り。 東根市街を抜けて13号に入り、 尾花沢からは赤倉温泉へのショートカットを使う。 目論見通り、渋滞は鳴子の手前1kmくらいまで無く、駐車場へもスイスイと進入できた。 3時間かからないくらいだったので、時間はトントン。燃費を考えると戦略として賢くはなかったかもしれない。

がっつりと遊歩道や展望台が用意されていて、 丁寧にまわると結構時間がかかる。 橋の上や渓谷の底などさまざまな角度から紅葉を楽しめるので、なかなか新鮮な感じがする。 たまに紅葉や桜をどこで見ても同じだと主張する人に出会うが、こうした残念な思考回路の持ち主も鳴子の景色を前に同じことは言えないだろうと思う。

トンネルからヌッと顔を出す列車とともにJRのポスターによく出てくるカット。

帰りは47号。出た瞬間から渋滞していたため、 岩出山から大和町までを457号線を使ってショートカットし帰仙。

経路

借りたおクルマは最高にちょうどいいでおなじみのフリード。 街乗りにふった味付けなのか、ペダルもステアも操作に一拍遅れて車体がついてくるような印象。 カフェのような階層化されたデザインのインパネがもたらす開放感は良い。