ミニ試乗記パート2(5)
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どちらも売れに売れ、街で見ない日はない。プリウスと言われて多くの人が想像するプリウスはおそらくこの型だろう。
筆者は長くプリウスのファンであり、免許をとって初めて借りるクルマに選んだのもプリウスである（セダンを期待していたものの、出てきたのが下のプリウスα）。乗った時の感動はひとしおで、（多くの学生が免許取得に励むであろう1年生の夏休みに）軽井沢まで距離ガバドライブに出かけたことはいい思い出である。
どうやらボディの剛性があまり強くないようで、実際コーナーではキャビンとタイヤが分解してしまうかのような感覚を覚える。しかしそこを除けばリニアな加速感、空力性能に優れた美しいプロポーションなど魅力のつまったクルマだと思う。SNSでしばしばミサイルなどと揶揄されているが、乗り手の非をクルマの非であるかのように語るというのはなんともバカな話であり、そういった投稿を目にするたびにプリウスの不憫さを思い心が痛むのである。
